2014年7月16日水曜日

福島の現状2

こんにちわ。
大変更新が遅くなりました。

先日の福島研修のつづきです。
川俣町議 菅野氏のお話を聞きました。

菅野議員は避難区域の方です。

福島原発事故後の現状と課題。


まず冒頭に、原発について放射能について正しい知識を持って原発がいるかいらないか判断してまらいたい。正しい知識なくして反原発も言えないとおっしゃいました。

事故当時のお話からされましたが、まず情報が全くこなかった。
報道はほとんどデタラメ。防災無線も電話も昨日しない。
職員の9割はいなくなった。手の施しようがなかった。
そして重ねて、国県から情報が全く来なかった。SPEEDIIの情報ももっと早く知らせてくれれば。と。

明らかに情報を隠ぺいされていると感じたそうです。
また、4月の22日から計画避難が始まりましたが、全くの無計画でより放射能濃度の高いところへ避難した方が多くいらっしゃったそうです。
まさに無計画避難だったと。

データも多く交えて話されましたが間違っていたらいけませんので割愛しますが、土壌汚染の数値や自殺者の数、原発作業員の死亡者、甲状腺がん、何もかも知らせれない。
原発は制御されていないということも知らせられていないのです。

また、除染についても原子力ムラの利益である。
作って儲けて、壊して儲けて、除染で儲ける。とのお話。

現在中間処理施設も当分先まで出来ないのでむき出しのままですし、今もなお原発からは放射性物質はでつづけています。

帰る方へはお金をだすと言っていますが、実際には帰れません。
賠償金も試算では1000兆円をこえると言われています。
汚染水の問題もあります。原発の作業も30分しか同じ人が出来ないところもあり大変な人手不足です。その作業員も孫請けです。東電の社員もいません。

情報も半年から1年後にすこしづつ出てくる状況。

賠償も進んでいない、帰れない、そして一番の深刻な問題としてコミュニティ、人間関係がズタズタ。
はっきりと復興はありえない。元に戻る事はないとおっしゃいました。


最後に、人間の手に負えないものには手を出すべきではない。
私は全く何もわからないまま自分の中で判断していたのではと自分自身の無理解を反省する研修会になりました。

うまくまとめられない文章おわびします。


昨日の気にワード

「またお越しください」

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