2014年8月7日木曜日

野田市公契約条例

おはようございます。
今朝は穏やかな朝でした。

大雨の被害は各地で報告があり、口和町でも床下浸水8件含む約40件の報告が今のところありました。
本日も相談など多くあり、件数はまだまだ増えそうです。
今は雨が上がっているとは言え、まだまだ油断なりません。
それから、人的被害など二次災害なども気をつけなければと思います。

さて昨日書けなかった野田市公契約条例について。

野田市は公平かつ適正な入札による豊かな地域社会の実現と労働者の適正な労働条件の確保するため苦慮し、公契約における業務の質の確保と社会的価値の向上のため、全国で初めて公契約条例を制定されました。
これは平成22年2月に施行され、その後5回の改正を加えているものであります。

内容については詳しくは書きませんが、おおざっぱに言って
条例にかかる契約や受注者、請負労働者などを定義付けし、適用労働者の賃金等を定ると同時に周知、報告、またその契約の違約金などを定めたものです。

労働者の条件の改善をし、官製ワーキングプアをなくすよう国へ働きかけたが動きなく、市長が強い思いを持って進めたものです。
その背景には労働者の願いがあり、また業界団体とも意見交換を繰り返して進めていったため、条例制定後も大きな混乱や反対がないそうです。
業界団体の懸念や不安に配慮してあるのがわかりました。

以下羅列しますが
・総合評価方式は技術点26点、価格点50点、条例守らないとマイナス10点
・条例制定に伴い職員を1名増やした
・条例制定によって工事金額が上がったとはいえない
・業務委託については条例制定によって微増
・下請け業者について地元縛りは出来ない。あくまでお願いのみ。工事が終わった後にどの業者を使ったか、なぜその業者なのかを報告させる。
・賃金は最低ラインを初任給や各業種における算出根拠に基づき決め、実態に基づいて積算。
・議会は改正も含めて全て全会一致。継続審査等もなし。スタートから市長主導。
・やはり最終的には国の動きを期待する

以上のような事をヒアリングすることが出来ました。
現実的な落としどころで事業者、労働者にかなり配慮しつつ少しづつ対象を増やしていっています。
大幅な賃金の上昇などは確認されていませんが適正賃金支払いの確認がなされており、また業務委託案件についても賃金改善しているようです。

目的の達成をどう確認するかについても課題の一つとして認識されているようでした。

庄原市にどのように符合するか委員会でしっかりと議論進めて参ります。

昨日の気にワード

「自主避難」

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